戦国時代の姿を現在に伝える後北条家ゆかりの城郭

茨城県の坂東市にある逆井城ですが、クルマを持たない方にはなんとも不便な場所にあるのが、この逆井城です。

都内からだと、JR古河駅が最寄になりますが、ここから片道16キロほど。城公園行きの路線バスもなく、タクシーくらいしか足がないのですが、時間と体力に余裕がある方は、駅前の「シティーマーケットHana」さんで無料で自転車を借りることができますので、こちらもオススメします。

管理人は実際に、ここで自転車を借りて逆井城まで自走しましたが、道中は車の通行量もそんなに多くなく、田園風景を見ながら走れば、案外気持ちよく走れるかもしれません。（といってもかなり疲れましたけどね・・。）

さて、逆井城はもとは近くの古河公方方についた武将・逆井氏の城だったそうですが、後北条家が勢力を伸ばし、この城も後北条家の傘下に入り、逆井氏は滅亡したそうです。その後、玉縄城主だった北条氏繁がこの城に入り、佐竹氏などと対立したそうです。

その後は、豊臣秀吉が小田原攻めにより、後北条家が敗れると、この逆井城も廃城となっていったようです。

と、この城のカンタンな概要でしたが、何よりこの城は戦国時代の城郭を本当にわかりやすく再現（模擬も多いです。）してくれています。どこも近世の天守閣を持った城の再建が目立つ中、まるで戦国時代を扱った時代劇のセットのような城跡は、純粋にカッコいいです。

自転車の返却時間の問題で、この城での滞在時間は限られてしまいましたが、敷地一体を回るには想像以上に広大な土地で、ワリと大変なのですが、見所も多く超オススメスポットだと思います。

もし自転車で訪城されても、きっと期待を裏切らないのではないかと思います。また時間の都合で立ち寄りませんでしたが、敷地内にあるソバ屋さんは、ネット上でも評価が高いですし、時間に余裕のある方は、こちらもぜひ立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。