黒田官兵衛終焉の地と伝わる黒田家屋敷跡

六地蔵側からでもキョリ的には大きく変わりませんが、近鉄・京阪の丹波橋駅から訪問するのが分かりやすいと思います。

桃山中学校から藤城小学校方面へ伸びる上板橋通りをひたすら直進します。途中、伏見城の北堀公園（堀跡）や模擬天守などを右手にみつつ、その通りの突き当りまで進むと、2014年12月末時点では空き地になっている場所に、黒田長政下屋敷の参考地と記された石碑と解説板が設置されています。

現地解説板によると、この近辺に黒田官兵衛（如水）の後継者である長政の屋敷の一つがあったと伝わると記されています。

またこの屋敷は黒田官兵衛が最期を迎えた場所とも考えられるそうです。といえ、それは伝承の一つにすぎないそうですが。

石碑も訪問時はかなり新しく、解説板を見ると2014年6月と記されています。おそらくは同年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を受けての処置でしょうか。
しかし、戦国ファンとしては伝承地というだけでなく、こうやって石碑だけでも設置して頂けるのは本当に嬉しいことです。

遺構は残念ながら残されていませんが、すぐ近くに伏見城がありますので、その遺構散策の延長上で訪問されることをオススメします。