日本の城巡り「MARO参上」

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蕨城(埼玉県)

南北朝時代の足利一門渋川氏の巨城跡

 

全国の市の中で最も面積が小さい埼玉県蕨市。JR蕨駅は東京池袋からでも20分程度の距離。蕨城はそんな蕨駅から1キロ程度の位置にある、東京方面からも訪問しやすい城跡です。

蕨城の歴史は、南北朝時代に遡り足利一門の渋川義行によって築城されたとされています。戦国時代には渋川氏は小田原の後北条氏につきますが、里見義弘との一戦で当主・渋川義基が戦死すると城も廃城となっていったと伝わります。

江戸時代になると徳川家康が御殿を置いたとも言われますが、現在は隣接する和楽備神社との境界あたりに水堀とされるものが残る他、遺構と呼べそうなものはありません。

ただ立派な石碑に加え案内板、さらに現在の蕨城址公園には成人式
発祥の記念碑や、ニュートンの林檎の木の子孫など規模の割には見所の多い公園です。

蕨市は人口密度も高い街として有名ですが周辺も静かな住宅地といった模様。また駅周辺もほどよく発展していて食事などにも困ることのない街。ぜひ天気のよい日に東京方面の方はフラッと散策にでかけてみると意外な気付きもあって楽しい街です。

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蕨城址公園内には成人式発祥の記念碑や、写真のニュートンの林檎の木など見所の多い公園です。

蕨市として広めていこうとしている「和楽備(わらび)茶漬け」。さまざまな店で提供されているらしく、蕨城すぐ近くの写真のカフェ「コーヒーベル」さんでも楽しむことができます。こちらのお店は関東を中心に放送されている旅番組「ちい散歩」でも取り上げられたそうです。
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所在地

埼玉県蕨市中央

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR線】埼京線 新宿駅~赤羽駅(乗換え)~京浜東北線 蕨駅nbsp;料金 片道290円 所要時間 約25分ほど
【入館料】0円

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