鎌倉幕府有力御家人、畠山重忠家臣の城跡
真鳥山(まとりやま)城は、JR埼京線の南与野駅近くの小さな寺院・日向不動堂(小さな本堂と、墓地のみの寺院です。)付近が城跡とされています。
鎌倉幕府の有力御家人でありながら、初代将軍頼朝の死後、初代執権の北条時政と対立し、「畠山重忠の乱」で最期を迎えた畠山重忠の家臣、真鳥日向守の居城跡と伝わります。
それ以上に歴史背景の詳細も不明なようですが、比較的近くに道場館と呼ばれる同じく畠山重忠関連の城(館)跡があるので、まだその権力が強大だった当事、このエリアに影響力を持っていたのは事実なのだろうとは思います。
その道場館については詳しく説明されている城巡りブログ「そこに城があるから 」様が詳細な場所など分かりやすいので参考になさってみてください。(当サイトではこの真鳥山城の記事作成時点で未訪問のため・・・)
遺構はなく、寺院の境内に「真鳥日向守城址」の石碑が建つのみで、解説板や由緒書のようなものも見当たりませんでした。
地形的には高台になっているのと、駅側に「河童の森」という緑地があり、これも往時のものでは全くないものの、何かこの一帯にかつて城砦的なものが置かれていたことを、どこか偲ばせてくれる雰囲気です。
とは言っても、寺院自体がほぼ墓地で、寺院としても見所があるわけでもないので、他の城跡巡りなどと合わせて訪問されることをオススメします。
所在地
埼玉県さいたま市桜区西堀
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR線】埼京線 新宿駅~南与野駅 料金 片道380円 所要時間 約33分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円