日本100名城の一つ山中城の出丸
岱崎(だいさき)出丸は別名・岱崎城とも呼ばれ、後北条氏の山中城の一郭として天正17(1589)年に造られたとされます。本来は山中城の一部ですので、一つのページで紹介したいのですが、写真ギャラリーで掲載している写真があまりに多いため、当サイトでは別々のページで紹介させて頂きます。
山中城の歴史は、そのページで紹介させて頂きますので、こちらでは割愛しますが現地解説板によると、天正18(1580)年の豊臣秀吉による小田原征伐では間宮康俊が岱崎出丸を守り、結果壮絶な討死をしたとされます。また豊臣方の武将、一柳直末もこの出丸攻防戦で戦死をしたと伝わります。
山中城攻防戦における戦死者を弔うために、本城三の丸に宗閑寺が建立されて、墓があります。
山中城へJR三島駅から管理人のように公共交通機関で訪問される場合、相当な距離がありますので東海バスを利用することになります(バスで30分程度の山道です)。その際、伊豆鉄道三島駅前のバスチケット販売所で「みしまるきっぷ」を購入されるとお得に乗車できますので、ぜひ直前にでも購入されることをオススメします(バスの本数が少ないため、ここで時刻表も入手しておくと帰りが安心です)。
岱崎出丸はバスを降り、道路を挟み反対側の売店がある側になります。この売店には100名城のスタンプも用意されています。出丸に入るとキレイに整備された遊歩道を進んでいきます。しばらく進むと出丸御馬場堀が右手に見えますが、この規模にまず驚かされます。
すり鉢曲輪など少し変わった構造の郭など、畝だけでなく、また冒頭でも説明させて頂きましたように、あまりに岱崎出丸だけでも見所が多すぎるため本城とは分けて掲載しています。また実際の見学も、「岱崎出丸」といいますが、この出丸自体が複数の郭で構成される出城と言える規模のためそれなりの時間を要することになると思います。管理人は歩くスピードが速いため、本城と合せて2時間程度で回りましたが、現地解説板によると本城だけでも目安として2時間は必要と記載されていますので、やはりそれなりの時間は十分に確保して訪問して頂ければと思います。
日本100名城の一つ山中城、必見の価値ある戦国時代の山城です。
近くのオススメすぽっと
三島駅南口のほぼ正面にある中華料理屋「のあき中華飯店」さん。典型的な町の中の中華屋さん。こういう素朴な雰囲気がすきなので大満足。中華丼と餃子で旅の疲れを癒させていただきました。
食べログの紹介ページはこちら
三島駅南口東側の「天然温泉 富嶽の湯 ドーミーイン三島」さん。その名の通りの温泉付きのビジネスホテル。部屋もキレイで城めぐりの疲れを癒すのにピッタリの宿です。
所在地
静岡県三島市山中新田
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線こだま 品川駅~三島駅 料金 片道4,520円 所要時間 約50分ほど
【沼津登山東海バス】元箱根方面行き 三島駅5番~山中城跡 料金 往復900円(みしまる切符を事前に購入すると安く乗車可能) 所要時間 約30分ほど
【入館料】0円