日本の城巡り「MARO参上」

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仙波氏館(埼玉県)

平安時代から登場する豪族・仙波氏の居館跡

 

仙波氏館は日本100名城の一つ川越城の南側、直線距離で2キロ弱ほどの位置にある長徳寺が館跡と考えられています。

山門脇には解説板と標柱が設置されていますが、遺構は残されていません。

仙波氏館はその名の通り、武蔵七党の一つだった村山党に属していた豪族・仙波氏の居館跡と考えられています。
いつ築城されたかは、現地解説板にも日本城郭大系にも曖昧な表記しかされておらず、平安時代の末期頃のようです。

保元物語によると、河越氏、金子氏、山口氏らの豪族らとともに、仙波氏は源義朝について、崇徳上皇の白河殿(現在の京都市動物園付近にあったとされる邸宅)を襲撃したとされるそうです。

河越氏はこの近辺での実力者で、源頼朝とも当初は関係良好だったので、恐らく仙波氏もその河越氏と行動を共にしていたとすれば鎌倉幕府初期の頃は、鎌倉将軍方につき所領も安堵された武将なのでしょう。

ただいつごろこの仙波氏館が使用されなくなったかなどは不明。戦国時代には後北条氏の家臣として仙波氏は存続したらしいので、恐らく後北条氏が支配した川越(河越)城の支城として機能。その後、天正18(1590)年の豊臣秀吉の小田原征伐で恐らくはそこで戦国時代の城砦としての役目は終えたのではないかと、なんの史料もありませんが想像します。

川越市の史跡に指定されていますが、かつては長徳寺境内に存在したとされる土塁も堀も見当たらず、高台に存在していることが、唯一戦国時代を駆け抜けた城砦であることを物語っています。

見所は決して多くはありませんので、ここは冒頭で触れた、川越城からも近い距離ですので、川越城見学に合せて訪問されてみてはいかがでしょうか。
時期や天候に左右されず訪問することが可能な城跡です。

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川越市は小江戸として古くから栄えた街。今も街中に当時の姿を偲ばせてくれる街並みが特徴的です。街のシンボル的な「時の鐘」は川越城主酒井忠勝が建てたとされ、その後火災で焼失しますが明治27年に再建された歴史のあるものです。

川越城と各線の駅の途中に丸広という百貨店があります。その近くになりますが、ややメインの商店街から外れたところにあるカレー屋さん「ジャワ」さんはネット上でも評判の店。訪問時も行列が出来ていました。非常にコストパフォーマンスもよく、さらに肝心のカレーの味は文句なし!日本人なら誰でも好きな本格的な「カレーライス」が楽しめます。
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所在地

埼玉県川越市仙波町

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【西武新宿線】西武新宿駅~本川越駅(急行停車駅)料金 片道480円 所要時間 約1時間ほど
【入館料】無料

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