幕末京都守護職、会津藩本陣となった名刹
管理人は京阪電車の神宮丸太町駅から徒歩で向かいましたが、このサイトの立ち上げ時からのコンセプト「東京新宿発」で行けば、京都駅経由で来られる方が多いと思いますので、京都市バスを利用される方が、料金的にも距離的にもオトクだと思います。
現地の解説板によると、浄土宗の大本山で黒谷(くろだに)の名前で親しまれている金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)は、古く鎌倉時代の承久5(1175)年に法然上人が庵を結んだのが始まりとされます。
天皇家とのつながりも深く、その名の金戒は南北朝時代に北朝の後光厳(ごこうごん)天皇から賜った名前だそうで、室町時代にも後小松天皇から「浄土真宗最初門」の勅願(国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺)の格を賜ったとあります。
さて、そんな名刹・金戒光明寺を「お城サイト」で紹介するのには理由があります。山門に大きく「京都守護職本陣」と看板が掲げられていますが、直近では2013年の大河ドラマ「八重の桜」でも紹介された会津藩主・松平容保が京都守護に就任した際、本陣として利用した城郭寺院という歴史があるからです。
実はその他にも2011年の大河ドラマ主人公だった徳川2代将軍「お江」こと崇源院の供養塔など非常に武家との関わりも多い寺になります。
幕末期、松平容保や、「八重の桜」でも活躍した会津藩士や、新撰組のメンバーなども何度も訪れたであろう金戒光明寺。幕末史にも関心のある歴史ファンの方には必須の名刹になります。
またそのほかにも、最も現存建築物として古い阿弥陀堂は豊臣秀頼が。
また他にも鎌倉時代初期に活躍した武将・熊谷直実が鎧をかけて出家したとされる松の木など、見所も多いまた、広大な敷地を誇る古刹ですので、じっくり散策されてみてはいかがしょうでうか。
近くのオススメすぽっと
ゴーゴーカレーなどで有名な金沢カレーは先のゴーゴーのような「チャンピオン系」と「ターバン系」に分かれるらしく、ターバン系を楽しめるのがここ、京阪丸太町駅近くの「Kitchen Cafe エル」さん。一見昔ながらの「喫茶店」のような店構えのカレー専門店。地元の常連さんも多く、愛されている店なんだなぁと実感できます。カレーは安定した金沢カレーそのものです。おいしいですよ。
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所在地
京都府京都市左京区黒谷町121
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【京都市バス】100系統等 京都駅前~東天王町 料金 片道220円 所要時間 約30分ほど
【入館料】0円