大坂五人衆として名高い長宗我部盛親が眠る寺

蓮光寺（れんこうじ）は京阪・清水五条駅の西側住宅地にある知恩院を本山とする浄土宗の寺と、現地の解説板にあります。

平清盛が見つけたとされる、弘法大師（空海）作の駒止地蔵は、元この近辺にあった六条河原の処刑場に祀られていた歴史があるようです。

さて、とはいえ歴史があっても基本、当サイトで紹介する場合、何がしかの武将等にゆかりがある史跡を紹介してきていますが、この蓮光寺もとある戦国大名にゆかりの寺院。

その名は大坂の陣で「大坂五人衆」と称され、関ヶ原合戦の前は土佐の国主であった長宗我部盛親。元親の4男でしたが、家督を継ぎ、関ヶ原合戦にも西軍として参戦しています。
しかし戦後、盛親は徳川家康に謝意を示すも、兄・津野親忠を殺害したことなどを理由に許されず、改易。戦国大名としての長宗我部氏はここで解散をしています。

しばらく京都で寺子屋の教師をしていた等とも伝わりますが、京都所司代の板倉勝重監視下に置かれるも、その目を誤魔化し大坂城入り。後は著名な話なので割愛しますが、真田幸村こと信繁や、後藤又兵衛らとともに奮戦。しかし豊臣氏が滅ぶと、自身は京都八幡へ一度は逃走、身を隠しますが最後は見つかり六条河原にて斬首。蓮光寺の僧が板倉勝重に許可を得て、この寺に葬られたとされています。

現在、一般には公開されていないような雰囲気で、現地の表玄関を撮影したのみですが、事前に個別予約すると見学可能とのこと。下記のサイトが詳しく紹介されているので参考にされてみてください。
「京都観光Navi」さんのサイトへ