中世城郭の教科書と呼ばれる城跡
東武東上線の武蔵嵐山駅までは、東京池袋から1時間ほど。「公園のの父」と呼ばれる本多静六氏が京都の嵐山と似ていることから「武蔵嵐山」と呼ばれるようになったそうです。ワタクシは京都出身なので嵐山も知っていますが、あまり似ているようには感じませんでしたが(笑)
その武蔵嵐山駅から玉ノ岡中学校を目指して歩くこと2.5キロほど。道は一本道ですのでわかりやすいです。中学校の手前に積善寺というお寺があり、その墓地の裏側に杉山城は眠ります。
この城跡は築城主が不明だそうで、さらに山内上杉家の城であるか、後北条家の城かで意見の違いがあるそうで「杉山城問題」として議論がなされているそうです。
そのような背景もさることながら、この城は「中世城郭の教科書」と呼ばれているらしいですが、本当に素晴らしい遺構に出会えました。
杉山城は私有地で、ボランティアの方たちによって保存・整備がされているそうですが、堀や土塁なども本当に間近に体験できますし、本郭跡へ行くために途中、堀下へ移動しなければならないポイントなどがありましたが、あらためて「城」というものは敵の攻撃を防ぐための要害として作られているということを体感することができました。
確かに「城」としては小さな城郭だと思いますが、遺構としては広大な敷地が残っています。隅から隅までこの古城跡を散策すると、何か本当に当時の武将になった気分にすらさせてくれる。大満足な城跡です。
所在地
埼玉県比企郡嵐山町杉山
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR山手線】新宿駅~池袋駅(乗換え) 料金 片道150円 所要時間 約8分ほど
【東武東上線】池袋駅~武蔵嵐山駅(急行停車駅) 料金 片道700円 所要時間 約1時間7分ほど 徒歩約30分ほど
【入館料】0円
【東武東上線】池袋駅~武蔵嵐山駅(急行停車駅) 料金 片道700円 所要時間 約1時間7分ほど 徒歩約30分ほど
【入館料】0円