商業施設を守るように残る城郭の防御機能
西武狭山線の下山口駅からほぼメインストリート沿いにまっすぐ歩けばサンキという商業施設があり、その角に石碑と案内板が設置されています。
山口城の歴史は古く、武蔵七党村山党の山口家継が平安時代に築城したと伝わります。その後は、山内上杉方についたり、後北条氏に仕えながら戦国時代を生き延びた山口氏と山口城でしたが、1590年の小田原の役で廃城となったと伝わります。
現在の城跡ですが、多くのお城紹介サイトであまり評判がよくないため、正直期待を全くしていませんでしたが、石碑付近に残る土塁や、サンキの裏手に西武線が走りそのスグ近くにに駐車場がありますが、そちらから城跡を見ると堀跡も確認でき案外立派なもので満足できました。
その堀は水堀と紹介されているサイトもありましたが、残念ながら当日は夏の盛りで水は完全に枯れていました。
山口城の防御機能がサンキを守っているような独特な雰囲気です。賛否両論はありますが、このような保存スタイルもひとつなのかもしれませんね。
必見というような城跡ではないのですが、滝の城などと所沢の城めぐりの一環でまわっておきたいスポットです。
近くのオススメすぽっと
西武線所沢駅近くのタイ料理屋の「ボアタイ」さん。ランチの多くのメニューが690円というリーズナブルな価格で本格的なタイ料理を楽しめます。お店の方もタイ語(?)で「ありがとう」を伝えてくれたり気持ちよく食事のできるオススメのお店です。
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所沢駅近くにの秋津城など所沢市も城跡が少なくない街ですが、遺構などの規模がすばらしい後北条家の「滝の城」は一度は訪問したい古城跡です。
所在地
埼玉県所沢市山口
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【入館料】0円