日本の城巡り「MARO参上」

ホーム > 城砦以外の史跡一覧 > 京都府の史跡一覧 > 一色義清自刃の地(京都府)

一色義清自刃の地(京都府)

丹後守護一色氏を継いだ義清が謀殺された地

 

織田信長の丹後攻め以降、丹後は細川藤孝・忠興親子が治めることになります。
宮津城を築いた細川氏はもともと丹後を治めていた室町幕府の守護だった一色氏の当主義清を暗殺し、丹後の統治権を確立します。

その一色義清の最期の地とされるのは、宮津城三の丸に位置する一色稲荷社。

場所は特定されているわけではないそうですが、米田屋敷、有吉屋敷といったあたりで暗殺されたとされますが、いずれもこの一色稲荷か、その近くであっただろうと現地解説板には説明されています。

時にして天正10(1582)年9月、織田信長が本能寺で斃れた直後。まだ新しい天下人も決まっていない中で、細川氏としては謀殺せざるを得ないなんらかの事情があったのでしょう。

訪問したのは夕方の16時頃。日も傾きかけた頃ですが、宮津市の中では市街地中心部に近く、開かれた場所にあるのですが、戦国時代の暗い歴史を知っているため、やや重苦しい場所に思えました。

観光スポットにはなっていないと思いましたが、宮津市としては市の重要な歴史スポットとしてPRしているようで、大きな碑と、また大手川の付近には一色稲荷への道案内がいくつか設置されていました。

宮津市内には一色氏の本拠地だった八幡山城や、また冒頭で触れた宮津城など、戦国時代の史跡が多く残された街です。

宮津市は京都市内からもかなり遠く、なかなか訪問の機会を多く取れない方が多いかもしれませんが、戦国ファンをうならせるスポットが多く眠る街です。

所在地

京都府宮津市鶴賀

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道14,110円 所要時間 約2時間15分ほど
【JR山陰線】有料特急(まいづる) 京都駅~西舞鶴駅 料金 片道3,350円 所要時間 約1時間30分ほど
【京都丹後鉄道線】西舞鶴駅~宮津駅 料金 片道570円 所要時間 約30分ほど
【入館料】無料

写真ギャラリー