日本の城巡り「MARO参上」

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浜松城(静岡県)

若き徳川家康が本拠地とした近代城郭跡

 

浜松城は曳馬城が前身で、今川義元が永禄3(1560)年に織田信長に桶狭間で討たれ、その後戦国大名として独立した徳川家康は岡崎城を出て元亀元(1570)年に曳馬城に入ったとされます。

この年の家康は「姉川の戦い」を戦ったあと、武田信玄の脅威に備え曳馬城の再整備を急ぎます。姉川から帰った際には、曳馬城の本丸ではなく、近代の浜松城の本丸だと考えられ、名称も浜松城に改名したと考えられます。

三方ヶ原の戦い(1573年)では武田信玄に大敗した家康が、命からがら浜松城に戻った話しは有名。その戦後、また信長時代を通じて、天正14(1586)年まで家康は浜松城に本拠を置いていたとされます。

その後、家康は駿府城をへて、豊臣秀吉政権で関東へ移封されると、堀尾吉晴が2代に渡り浜松入り。関ヶ原合戦(1600年)以降は徳川氏の譜代大名が入り、老中に出世した大名も多く岡崎城同様に出世城としても知られています。

JR浜松駅の西側を南北に走る大手通りの、西側に現在の浜松城。東側に曳馬城という配置。復興天守のある曲輪は天守曲輪。そこより一段下がった位置にあるのが本丸となっています。この本丸には家康の銅像が建てられています。元城小学校、大型バスなどが停まる駐車場付近は二ノ丸。そして浜松駅に向かって三ノ丸。そして大手門へと広がっていく縄張のようです。現在、大手通りの連沢交差点付近が大手門のようです。

浜松城の見所はまず天守閣はコンクリート製の復興物になりますので、シンボル的な建物ではありますが、歴史的な価値は・・・
石垣は野面積みの技法で組まれており、無骨さが魅力的。

ただ残念ながらほとんどの城域は市街地化しており、遺構が少なくなっているのは残念なところ。大手通りを挟んだところにある曳馬城の石碑も用意されている東照宮も合せて訪問したいですね。

若き徳川家康の本拠地として著名な城は、政令指定都市の中心部に整備されて保存されているため、天候・季節を問わずお手軽に訪問することが可能です。

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浜松と言えば餃子の街としても有名ですが、JR浜松駅南側にある「むつぎく」さんは行列の出来る人気店。多少お値段は高めだと思いますが、ライスの並盛りの量も多くコスパは悪くないです。ニンニクの量は少なめなのでしょうか。パンチは欠ける感じですが、焼き具合含めやはり有名店だけあって美味しい餃子専門店ですね。店内もキレイなので家族連れの方にも向いていそうなお店です。
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所在地

静岡県浜松市中区元城町100-2

新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)

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【JR在来線】JR山手線 新宿駅~品川駅(乗換え) 料金 片道200円 所要時間 約20分ほど
【JR新幹線】新幹線こだま 品川駅~浜松駅 料金 片道8,290円 所要時間 約1時間50分ほど
【遠鉄バス】浜松駅~浜松城公園入口 料金 片道140円 所要時間 約6分ほど
【入館料】天守閣 大人(高校生以上)200円 ※小中学生は無料

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