桜の名所として市民の憩いの城跡
政令指定都市さいたまに残る城跡ですが、元は岩槻市として独立して存在した街らしい空気がどことなく感じられる場所でした。
東武野田線の岩槻駅前は商業施設などもあって便利な街ですが、少し歩けば寺院なども多く目に付きましたし、歴史情緒を感じれる散歩道としても魅力のある街です。
ただ駅から城跡までは、それなりにキョリもあるため、動きやすい格好で訪城されたほうがいいですね。
そんな岩槻城は、江戸城を築いた太田道灌氏が元は築城したと伝えられていましたが、最近では、同じ埼玉県の「のぼうの城」として有名な「忍城」の城主・成田顕泰の父、成田正等が築城したとの説が有力だそうです。
戦国時代には小田原の北条家が支配することになりますが、江戸時代には大岡越前で有名な大岡忠相の遠縁である大岡忠光が城主となり、幕末まで大岡家が治めた城です。
今では大手門跡とも言われる黒門など一部建物の遺構も残しますが、春には桜の名所として有名だそうです。実際訪城した際も、多くの家族連れの観光客などで賑わっていました。
まさに市民の憩いの場といった感じです。
広大な敷地ですが、城跡はきれいに整備されています。
戦国の城というよりは江戸時代の近代城郭としての華やかさの方がイメージしやすい城でした。
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岩槻城黒門のすぐ近くに野球場があります。その、ほぼ隣の市民会館の一階にある「レストラン大手門」さん。見た目は正直学校の食堂のよう。ですがこの店は名物料理があります。その名は「豆腐ラーメン」。第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝されたそうです。味は和風の麻婆豆腐ラーメンといった感じ。土生姜も効いて美味しいです。お値段も500円とお得。ぜひ岩槻城見学の際に寄ってほしいですね。
レストラン大手門さんのWebサイトへ
岩槻城は太田道灌氏ゆかりとも伝えられます。写真は、さいたま市岩槻区役所にある太田道灌氏の銅像。訪城時は時間が足りずに回りきれていませんが、歴史的な見所も多い街。東京都心からも1時間程度で訪問できオススメの街です。
所在地
埼玉県さいたま市岩槻区太田3-4
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【入館料】0円