皆川氏の前線基地として機能した城郭跡
川連(かわつれ)城は応仁年間(1467~69)に川連仲利(なかとし)が築城した城だと日本城郭大系に記されていますが、あまり詳細の歴史などは触れられていません。
現地の解説板によると、その後永禄6(1563)年に皆川俊宗が占領。皆川氏のよって城郭の整備が進められ、規模も大きなものであったと記されています。皆川氏にとっては東方、南方へ進出するための重要な前線基地であったと考えられているそうです。
皆川氏は天正18(1590)年に小田原征伐で敗れ、当時の広照は栃木城を築き改易されるまで居城としましたので、この川連城はその戦後に廃城になったものだと思われます。
城郭大系によると空堀が残っているようですが、訪問当日は冬の夕方、すでに周囲は暗くなっており天満宮に石碑と解説板を見学したのみでした。
境内も軽く見学しましたが、その中にあるという高さ3メートル程の土塁を確認することはできませんでした。ただ写真で改めて本殿の写真を見るとその裏に小高い丘が確認できるので、これがその土塁かもしれません・・・
見損ねたポイントが多いのでまた機会を見て再訪問をしてみます。
所在地
栃木県栃木市大平町川連
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR線】新宿湘南ライン 新宿駅~小山駅~両毛線 栃木駅料金 片道1,490円 所要時間 約1時間40分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円