徳川将軍家の日光社参時の宿泊施設
JR小山駅からまっすぐに小山市役所を目指し、その市役所施設内の右手(北側)の空き地が御殿跡とされます。
同じ市役所の左手(南側)の駐車場側に小山評定跡の石碑がありますが、ここは関が原直前に行われた小山評定が行われた地でもあり、その縁起をかついでこの地に、宿泊所が建設されたそうです。
3代将軍の家光は10回も日光に訪れたそうですが、4代将軍家綱が1633年に訪れてからは、以降幕府の財政難で、8代将軍吉宗の時に再開されるまで実施されず、その間に台風などで建物の損壊もあったようで、1682年に古河藩によって解体されてしまったそうです。
施設はかなり厳重な造りだったそうで、二重の土塁や、16箇所にも及ぶ御番所が設けられていたそうですが、現在は残念ながら遺構かどうか明確なものがわかりません。
明らかに西側にはそれらしき物はあるのですが、自信を持って遺構とは言えない状況ですね。。
市役所にこれだけ歴史史跡が集中しているわけですし、もう少し整備や案内なども強化して頂きたいのですが、市役所という場所柄、警備やまた本当に必要性があり市役所に訪れる人の妨げにならないように、これ以上は整備を行わないのでしょうかね。。
歴史史跡の場所としては、なにか少し勿体ない感じがしてしまう場所です。
駅から御殿跡などがある小山市役所を目指し、さらに先へ足を伸ばすと祇園城がありますので、それらと合わせて訪問されてみてはいかがでしょうか。
所在地
栃木県小山市中央町1
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR線】新宿湘南ライン 新宿駅~小山駅料金 片道1,280円 所要時間 約1時間30分ほど
【入館料】0円
【入館料】0円