大久保長安が建設した奈良の奉行所跡
観光都市奈良の中心部にある奈良女子大学が南都奉行所の跡地とされます。
奉行所ですが、一応日本城郭大系にも奈良の城郭跡としてカウントされているので、当サイトでも城として紹介させていただきます。
南都奉行職は慶長18(1613)年に中坊飛騨守秀政からスタートしたとされますが、慶長5(1600)年から奈良派遣奉行として在職した、東京八王子に本拠である陣屋を構えていた、元武田氏の家臣という経歴の持ち主・大久保長安も実質的には、南都奉行としてカウントされると考えられるそうで、この南都奉行所の築城者は長安と考えられているそうです。
周囲の堀幅も11.5メートル~17メートルあったらしいですが、現在は完全に道路などに埋没しており、主要な施設跡は冒頭の奈良女子大の敷地となっており、男性城ファンには「難攻不落」の史跡となってしまいました。
一応大学の正門が奉行所の門だったそうですが、女子大の外観写真を一人撮っているのも不審者と間違われてしまいそうで、西側の校舎壁のみ撮影して退散しました・・・。
案内板や石碑があるかも未確認ですが、恐らく他の城サイトなどを参考にさせて頂く限り、その類のものはなさそうですね。
また遺構も完全に周辺の都市化もあり、完全に消滅してしまっているとのこと。
正直見所も少ないので、ここだけを目標に訪問されることはオススメしません。しかし、冒頭で触れたとおり、この南都奉行所は観光都市奈良の中心部で、多くの観光名所や、また実は多聞山城などの城跡地も遺構は少ないものの、存在していますので、それらと合せて訪問されることをオススメします。
近くのオススメすぽっと
近鉄奈良駅すぐの商店街の中にあるオムライスの「おしゃべりな亀」さんは、近辺では老舗のオムライス屋さん。オーソドックスなデミグラスソースのオムライスを頂きましたが、タマゴもトロッとして美味しい上に650円とリーズナブル(具によって値段は変わります!)。奈良観光の際のオススメ店の一つです。
食べログの紹介ページはこちら
言わずと知れた古都奈良。奈良公園には鹿が遊んでいたり、世界遺産があったり。とにかく見所十分な観光都市。シンボルの一つ奈良の大仏も多聞山城の近くになります。
所在地
奈良県奈良市北魚屋東町
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線】新幹線のぞみ 品川駅~京都駅 料金 片道13,520円 所要時間 約2時間15分ほど
【近鉄】京都駅~近鉄奈良駅(急行停車駅) 料金 片道610円 所要時間 約45分ほど
【入館料】0円