風光明媚な尾道きっての観光名所に存在した城跡

風光明媚な尾道を一望できる、尾道きっての観光地「千光寺」にもかつて城が存在していたとされます。日本城郭大系にも「千光寺山城（せんこうじやましろ）」として紹介されています。

永禄年間（1558～70）に杉原元清が築城したという説と、天正12（1584）年に杉原元恒（元清の子）が築城した説と2つあるそうです。天正19（1591）年には豊臣秀吉の山城停止令が出て、廃城になったとされます。

天守も存在したという説がある千光寺山城も今は明確な遺構は残されていません。ロープウェイで山頂まであがると、冒頭で触れた尾道を一望できる展望台など、近代的な公園として整備されています。

管理人は千光寺山城には、青春18切符で京都から広島へ向かう最中に訪問。時間の関係上、行きはロープウェイであがり、帰りは階段を使い徒歩にて下山しました。

山城ではありますが、観光地として整備されていますので、極端に悪天候などでなければ季節･天候に関わらず訪問が可能な城跡です。

城塞として訪問すると消化不良感を覚える場所だと思いますが、なんといっても尾道でも有名な観光名所ですし、その観光名所が「たまたま城跡だった」と考えれば「もうけもの」だと思えると思います（笑）

ぜひ展望台にあがり尾道を一望して欲しいと思います。