織田・徳川連合軍が浅井・朝倉連合軍に勝利した古戦場跡
元亀元(1570)年に織田信長と徳川家康の連合軍が、信長のかつての同盟者だった浅井長政と、その浅井氏の歴代の同盟者・朝倉景健(かげたけ)の連合軍が戦った「姉川の戦い」が行われた跡です。
JR長浜駅の東北の方向、直線距離で6キロ強ほど離れた場所に古戦場碑が設置されています。管理人は長浜駅西口ロータリーにあるオリックスレンタカーさんで自転車を借りて(500円)、他の城館などと合せて散策してきました。
古戦場碑の場所に解説板が設置されていますが、それによると、浅井・朝倉連合軍1万8,000人に対し、織田・徳川連合軍は2万9,000人。それでも初め、朝倉軍と徳川軍が対戦を始めた時は朝倉軍が優勢だったそう(朝倉、徳川だけでいえば、朝倉1万人に対し、徳川6,000人と朝倉軍が数的優位だったそうです)。
徳川四天王とも評された榊原康政(さかきばらやすまさ)が朝倉軍の側面を突き形勢は逆転。浅井、織田間の戦闘も最初浅井軍が数的不利を跳ね返し優勢だったものの、元斎藤氏の家臣だった、西美濃三人衆(氏家直元・安藤守就・稲葉良通)の活躍もあり織田軍が勝利。
午前5時頃に始まった戦闘は14時頃には織田・徳川連合軍の勝利ということで決着がついたとされます。この3年後の天正元(1573)年にここから直線距離で7キロ強の場所にある小谷城で浅井長政はかつての同盟者だった織田信長によって滅ぼされることになります。
姉川の戦いそのものを示す解説板や記念碑は、近くの血原にも設置されています。壮絶な戦いがあった場所ですが、現在は静かな公園となっており、訪問当日はゲートボールを年配の方が楽しんでおられました。
周辺には姉川の戦いで使用された陣所跡もありますので、戦国ファンの方にとってはたまらない場所だと思います。
ただ、血原周辺には公園内のトイレぐらいしか、近くに商業施設がないためありません。女性の方をはじめ、不安な方はずっと南側にある平和堂など大型商業施設で済ませてから現地に向かわれることをオススメします。
近くのオススメすぽっと
長浜駅東口前にある有名な「親子丼」のお店、鳥喜多さん。2014年に10年ぶり以上の再訪問。行列ぷりが激しさをましていますね・・・。肝心のお味は安定の鳥喜多。上に生卵が乗っているので、それを混ぜて「たまごかけご飯」のように食べるもよし!有名店ですが親子丼1杯580円(2014年現在)とリーズナブルなので城巡りグルメにも最適!
食べログの紹介ページはこちら
長浜市には多くの史跡が残りますが、徒歩だと厳しいキョリ。長浜駅周辺はレンタサイクルがいくつかありますが、西口のオリックスレンタカーさんのレンタサイクルは、夕方18時までに返却以外は、特にルールもなく500円とお得だと思います!
公式サイトはこちら
所在地
滋賀県長浜市野村町
新宿駅からのルート(※料金や所要時間は目安です。)
【JR新幹線ひかり】品川駅~米原駅料金 片道12,400円 所要時間 約2時間10分ほど
【JR在来線】東海道本線 米原駅~長浜駅料金 片道200円 所要時間 約10分ほど